手作り石けんのQC指標 - PH値の解明

石けんがアルカリ性であるのは、石けんの原料に鹸化に必要なアルカリ剤が含まれているからである。

PHについて


簡単に言えば、pH値だ。
通常は0から15までの値で表される。
7が中性で、大きいほどアルカリ性、小さいほど酸性である。
下の表を見てほしい:

したがって、工場で作られた石鹸であれ、手作りの石鹸であれ、一般に市販されている石鹸のpH値はどの程度なのだろうか?


ランダムサンプリングと実際の測定の後、それが有名なフレグランス石鹸、日本の石鹸、大手ブランドの石鹸、またはYUNASOAP手作り石鹸であるかに関係なく、測定結果は石鹸の安定したPH値である9〜10の間に落ちる。
値が高すぎる(11より大きい)場合は、鹸化が完全でないか、アルカリが残りすぎていることを意味する。

左上:アグライア
右上:日本の納豆アルカロイド
左下:ユナソープ 左手用クリームソープ
右下:ロクシタン ミルクソープ

前述したように、石鹸はアルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液から作られており、pH値を中和するために酸性物質を追加しない限り、この数値になることは不可能である。
この実験では、1%の水溶液を使ってテストした。すなわち、同量の水に同重量の石鹸を加え、水に溶かした溶液を使ってテストした。温度表示pH値は専門的なpHテスターで測定される(温度変化もph値に影響する可能性がある)。
装置を水溶液に入れた後、値が安定し、ジャンプしなくなるまで待つと、表示される数値がそのpH値となる。

ほとんどのトレーダーやハンドメイドソープ・プレイヤーは酸塩基広範囲試験紙もしかしたらフェノールフタレイン指示薬検査機器を使う代わりに、測定は大きな誤差と誤った解釈のもとに行われる。
石けんのpH値は7から9の範囲にあるべきであると考えられており、あるいは9以下が良い石けんであると考えられている。
[注】酸アルカリパン試験紙:国立高校の理科や化学の授業でよく使用される試験紙。 紙に溶液を塗布し、発色後のカラーカードの面積と紙の色を比較してpH値を求める。

実際、石けんの酸塩基特性は約9~10.5である。
9未満の場合、石けんは不安定になり、洗浄力を失う。
もし石鹸が洗浄力を失うなら、それは石鹸が持つべき役割ではない。
手作り石けんで遊んだり、手作り石けんを使ったりしたことがあるだろうか。
この記事を読んで、PH値は9以下であるべきだという神話が存在しなくなることを願っている。
一貫した製品品質を維持するためには、製品の特性を明確に理解することが必要である。
pH値は手作り石けんの重要な品質管理指標である!

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